プルーフ・オブ・マイ・ライフ

 今日の午後は、DVDで「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」を観ました。


 天才数学者だけれども精神を病んだ父(ビューティフル・マインドみたい・・)の世話を続け、そしてその父が亡くなったことで、自身も元々不安定だった情緒が更に悪くなった女性キャサリン。そのキャサリンのそばに、父の父の教え子のハルがやってくる。

 やさしいハルと語り合ううちに、自分を取り戻していくキャサリン。しかし妹を気遣ってはいるが、妹の精神状態を疑う姉クレアと、恋人となったハルの前で、画期的な数学の証明が記されていたノートを自分が書いたと渡した時に、歯車が少しずれてしまう。

 父親譲りの精神と、優秀な頭脳を持つキャサリンを、「恋におちたシェイクスピア」のグウィネス・パルトロウが、その父で天才数学者を、「羊たちの沈黙」の名優アンソニー・ホプキンスが演じた、なかなかの佳作でした。

 一時は病状が良くなった父が、新しいアイディアをノートに書き込み、それをキャサリンに見せる場面が、少し切なかったですね。
 この作品は、公開時にはあまり評判になっていないと思いますが、地味ではあるけど良い映画ですね。

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