2017年10月28日土曜日

宝塚花組「はいからさんが通る」

日本青年館に宝塚歌劇花組公演「はいからさんが通る」を観に行きました。

原作は今から40年ほど昔に発表された大和和紀の少女マンガで、TVアニメや映画化もされていますのでご存じの方も多いと思います。

私も原作マンガを読んだことがおそらくあったと思いますけど、内容は綺麗さっぱり忘れていました。

大正浪漫華やかなりし頃の東京を舞台にして、自転車に乗って飛び回るお転婆な女学生の「はいからさん」花村紅緒と、彼女の婚約者の陸軍少尉・伊集院忍とのロマンスを、前半はドタバタ活劇風に、後半はシリアスな恋愛物に描いたミュージカルです。

女性が主人公の物語を宝塚ミュージカルにするのは、男役がメインの宝塚の世界ではそれなりの脚色があったりしますけど、この作品は割とまとまっていたのではないかと思います。ただ、どうしてもダブル主人公のような感じになるのは否めませんけど。

花村紅緒役の華優希は表情も豊かで、コメディをコメディらしく演じていて良かったです。早口でバタバタしていて、かなり無茶苦茶な「はいからさん」ぽかったと思います。

伊集院忍を演じた柚香光は、どことなくトップスター(まだなっていませんが・・・)のオーラを感じさせる様で、落ち着いたどっしりとした存在感がありました。

日本青年館が新しい場所に移転してから初めての宝塚観劇ですが、雨の中で往来もホール内も随分と混雑していました。


2017年10月22日日曜日

宝塚宙組公演「神々の土地~ロマノフたちの黄昏~」

東京宝塚劇場に宝塚歌劇宙組公演「神々の土地~ロマノフたちの黄昏~ / クラシカル ビジュー」を観に行きました。

トップスター朝夏まなとの退団公演です。


「神々の土地」は革命前夜のロシアを舞台にして、怪僧ラスプーチンの助言を受け入れて帝国を危険に陥れている皇帝ニコライ二世と皇后アレクサンドラと、ニコライ二世の従兄弟にあたる軍人ドミトリー、それに加えてドミトリーが密かに愛を捧げるセルゲイ大公妃イリナの運命を、帝都ペトログラードで企まれている陰謀を交えて描かれた歴史ロマン。

同じような革命と言っても、フランス革命は宝塚が好きな題材で、歴史的経緯も何となく知っているように感じますけど、ロシア革命は大分様子が違う印象です。

そういう点で宝塚にしては珍しいテーマという感じです。

テーマは重く描き方も難しかっただろうと思いますが、意外にも物語に破綻は感じられず、それ程悪くなかったと思います。

ただ、ラストが必要以上に長くかんじたのと、落ち着いた舞台という言い方も出来ますけど全体的に暗い印象で、そこが少し気になりました。

家内は一度観れば良いかな、という感想、私はそれ程悪くなかったという感想です。





ショーの「クラシカル ビジュー」は宝石をテーマにしたレヴューで、鮮やかな舞台が多かったように思いましたが、全体的には今ひとつ印象が希薄です。






2017年9月3日日曜日

宝塚月組公演「All for One ~ダルタニアンと太陽王~」

東京宝塚劇場に宝塚歌劇月組公演「All for One ~ダルタニアンと太陽王~」を観に行きました。

副題にもあるようにアレクサンドル・デュマの「三銃士」をベースにした、ダルタニアンと太陽王ルイ14世のロマンスを描いたコメディタッチのミュージカルです。





ダルタニアンとルイ14世のロマンス?・・というのも、この作品ではルイ14世が実は女性だったという設定になっています。

フランス国王の世継ぎとして生まれた子どもが双子で、双子は縁起が悪いと女の子の方を捨てるはずが、間違って男の子の方を捨ててしまい、女の子を男として偽って育ててきたという、何ともバカらしいところから始まる物語ですけど、アクションがありロマンスがあってハッピーエンドという、気楽に見ていられるミュージカルでした。

他愛のない話で、全体的に盛り上がりに欠けるような気もしましたが、観ていて神経を使わない物語も良いものです。

しかし最近、宝塚歌劇を観劇する男性ファンが増えてきたような気がします。

大劇場の方は昔から男性客がそれなりにいたらしいですけど、東京では以前は殆ど見かけなかったんですけどね・・・。





2017年8月14日月曜日

トランスフォーマー/最後の騎士王

映画「トランスフォーマー/最後の騎士王」を、4DXで観ました。

地球上のトランスフォーマーのリーダーとなるオプティマス・プライムが、地球から自らの母星に旅立った後、地球ではトランスフォーマーを宇宙からの侵略者として敵視する組織TRFが勢力を伸ばしていた。

多くのトランスフォーマー達が捕らえられたり破壊されたりしている中で、発明家のケイド・イェーガー(マーク・ウォールバーグ)は指名手配されながらもトランスフォーマーを匿って来たが、そうした中でアーサー王の時代に魔法使いマーリンがトランスフォーマーに与えられた杖を巡って新たな地球の危機が明らかになる。




トランスフォーマー・シリーズの第5作になります。いつも派手なアクションが印象的なシリーズですが、今回は特に派手な印象を受けたのは4Dで観たからでしょうね。

元々荒唐無稽ですが、今回も物語の内容は相当にメチャクチャな感じで、特に映画の出だしはどうなっているの?と思いながら観ていました。

それでも後半はそれなりにまとまっていましたが、物語としては破綻していますよね。もっとも元々ストーリーを楽しむ映画ではないので、単純にアクションを楽しむべきなんでしょう。


私はマリオ・カートでゲーム酔いするようなタイプで、ディズニーランドのスターツアーズも乗れませんけど、4DXは前回スター・ウォーズを観た時も今回のトランスフォーマーでも大丈夫みたいです。

こういう映画は4Dで観たほうが楽しめるかも知れません。ただ、吹き付けてくる風が時折寒く感じましたが・・・。





2017年8月6日日曜日

宝塚花組公演「邪馬台国の風」

東京宝塚劇場に宝塚花組公演「邪馬台国の風/レビュー・ファンタスティーク『Santé!!』」を、家内と一緒に観に行きました。

「邪馬台国の風」はタイトルから想像する通り、邪馬台国の女王として君臨した卑弥呼を中心にした歴史ファンタジーです。

新しい巫女として邪馬台国に向かう道の途中で邪馬台国と対立する狗奴国の兵に襲われた娘マナ(仙名彩世)を救った青年タケヒコ(明日海りお)は、マナが運命の女性と知り邪馬台国の戦士となるが、タケヒコがマナと再会した時、マナは邪馬台国の大巫女にして新しい女王の卑弥呼となり、タケヒコには手の届かない存在になっていた。

家内の話では、この作品の評判はイマイチということで、そんな気持ちで観たのですけど、言われているほど悪い作品とは思いませんでした。

個人的には宝塚歌劇の作品の中では、真ん中よりも上の部類に入ると思いました。

舞台が神秘に包まれた古代日本の話ですから、如何ようにもなる話だと思いますが、案外と物語に破綻がなく納得できる話だったと思います。


ショーの「Santé!!」は乾杯という意味のフランス語だそうですが、全体的に明るくてキラキラした印象のショーでした。

ショーで使われている曲も懐かしい歌謡曲をジャズ風に編曲したりして、親しみやすい印象を受けました。





2017年7月29日土曜日

映画「ザ・マミー/呪われた砂漠の王女」

トム・クルーズ主演の映画「ザ・マミー/呪われた砂漠の王女」を観ました。

1932年製作のミイラ映画を現代風にアレンジしたSFアドベンチャーで、ミイラ映画というよりもゾンビ映画っぽい感じの小気味良いテンポと派手なアクションで見せてくれます。





ISが遺跡を破壊している中東の砂漠の町で、アメリカ軍人ニック(トム・クルーズ)は友人のクリス(ジェイク・ジョンソン)とISの目をくぐり抜けて古代のお宝をくすねようとしていたが、ひょんな事から砂漠の地下に埋もれていた古代エジプトの遺跡を発見する。

考古学者のジェニー(アナベル・ウォーリス)と共に地下に入り遺跡を調査したニックたちは、そこで封じ込められた石棺を発見し、それを輸送機に乗せ輸送するのだが、飛行中にクリスの様子がおかしくなり、また輸送機を鳥の大群が襲い、輸送機は墜落しニックは命を落とす・・・はずだったが、ニックは奇跡的に命を取り留める。

実は石棺の中には古代エジプトの邪悪な王女アマネット(ソフィア・ブテラ)が封じ込められていたのだが、ニックたちの手により封印が解かれ、アマネットは冥神セトの魂を入れる入れ物としてニックを使おうとしていた。


この手の映画らしくツッコミどころ満点の映画ですけど、深く考えずに単純に観て楽しむ映画だと思います。

ただジキル博士(ラッセル・クロウ)を登場させたりして、どうにも展開が妙な感じになってしまいます。あの軍団は何だろう?もっとシンプルに話を進めた方が良かったように思いますね。

お金をかけているみたいだし、映像に迫力はあるし、面白いことは面白いのですが、物語としてはどっちつかずというか中途半端な感じ。

どんな映画にしたかったんでしょうか?意図が今ひとつわからない映画でした。




2017年7月8日土曜日

コララインとボタンの魔女

ニール・ゲイマン原作のファンタジィ「コララインとボタンの魔女」をプライムビデオで観ました。

原作小説を読んで面白かったので観ようと思いつつも、なかなか観る機会のなかった映画です。

少しお転婆な少女コララインが、引っ越した家の中に見つけた封印された小さなドア。そのドアの先には別の世界が広がっていた。

本当の世界ではパパやママは忙しくしてコララインの相手をしてくれないけど、もう1つの世界ではパパもママもコララインに優しくて何でも言うことを聞いてくれて、庭にはきれいな花がいっぱい咲いていて、不思議で楽しいことがいっぱい。

でも、もう1つの世界のパパやママの目はボタンで出来ていた。

ボタンの目をしたママが、コララインも目をボタンにすれば、ずっとこっちの楽しい世界にいられるわよと誘ってくる・・・。





子どもが好きそうなホラーっぽい物語で、教訓じみた話を上手にエンターティメントにした物語です。

猫はどの世界にいても自分を変えないというのが、こういう物語のお約束なんでしょうか。何だか頼りになる存在で良いですね。

ニール・ゲイマンの原作も面白かったけど、ヘンリー・セリック監督のストップモーション・アニメもセンスが良くて面白かったです。