2018年1月21日日曜日

宝塚雪組「ひかりふる路 〜革命家、マクシミリアン・ロベスピエール〜」

東京宝塚劇場に宝塚雪組公演「ひかりふる路(みち) 〜革命家、マクシミリアン・ロベスピエール〜 / SUPER VOYAGER!」を観に行きました。

雪組新トップ・コンビの望海風斗と真彩希帆のお披露目公演になります。





「ひかりふる路(みち) 〜革命家、マクシミリアン・ロベスピエール〜」は、サブ・タイトルにある通りにフランス革命後に権力を掌握して恐怖政治を敷いたマクシミリアン・ロベスピエールの台頭から処刑までを、革命により家族や婚約者を殺害された女性マリー=アンヌとの愛憎を交えながら描いています。

フランス革命に纏わる物語は宝塚歌劇の得意とする所ですが、どちらかと言えば非情な独裁者的な立場で描かれることが多いロベスピエールを、自由・平等・博愛の革命の理想に燃える清廉な青年として描き、そういう人物が革命を成し遂げるために変貌していく様子も描いています。

トップ・コンビは歌も上手だし、見栄えも悪くないので、それなりに良く出来ていたと思いますけど、全体的には平均点の宝塚ミュージカルという印象でした。


ショーの「SUPER VOYAGER!」は全体的に明るいショーで、特に前半は動きの激しいダンスが多くて、楽しい雰囲気で良かったと思います。



2018年1月14日日曜日

宝塚宙組公演「WEST SIDE STORY」

東京国際フォーラムに宝塚歌劇宙組公演「WEST SIDE STORY」を観に行きました。

元々は今更言うまでもない大ヒットしたブロードウェイ・ミュージカルで、以前にも宝塚で上演されましたが、2018年は音楽を担当したレナード・バーンスタインの生誕100周年にあたるということで、また新しい宝塚歌劇版のウェストサイド・ストーリーとなっているそうです。

私は本場のミュージカルは知りませんけど、ナタリー・ウッドがマリアを演じた映画と、以前に宝塚で上演した舞台は観ているはず。しかし細かい所の記憶がない。

今回の「WEST SIDE STORY」を観て、あまり宝塚向きじゃないなと思いました。

個人的には悪くないと思いました。原作に忠実で楽曲も知っている曲ですし、ウェストサイド・ストーリーの世界観がよく出ていたと思います。

ただ、宝塚ミュージカルはトップスターとヒロインが歌って踊って、他の出演者はそれを盛り立てるというような構成が一般的ですので、トップコンビの出番がやや少ないように思えるこの作品は、そういう点であまり宝塚的でなかったように思います。

もっとも、そういう宝塚のお約束にこだわらない私のような観客には、ジェット団やシャーク団のダンスシーンなどは迫力があったし、全体的に上手くまとまっていて良かったのではないでしょうか。

2018年1月7日日曜日

DESTINY 鎌倉ものがたり

映画「DESTINY 鎌倉ものがたり」を観ました。

「ALWAYS 三丁目の夕日」と同じく、西岸良平の原作マンガを山崎貴監督がCGを駆使して実写映画化した心温まる作品です。





舞台は幽霊や妖怪なども人間と共存して暮らしている架空の町・鎌倉で、中年のミステリー作家・一色正和(堺雅人)が歳の離れた新妻の亜紀子(高畑充希)と一緒に新婚旅行先から自宅に戻って来る場面から物語は始まります。

前半は天真爛漫で人の良い亜紀子が、鎌倉という町や一色家に戸惑いながらも馴染んでいく様子や、妖怪たちの夜市や黄泉の国と繋がる江ノ電と死神、鎌倉警察管署内で発生する超常的な事件に協力する正和、一色家に取り付く貧乏神、正和を担当する編集者・本田の物語などが比較的ほのぼのとした雰囲気で展開していますが、後半は黄泉の国に行ってしまった亜紀子を取り戻そうと正和が奮闘する姿が描かれています。

こういうファンタジィは良いですねぇ・・・。個人的には昨日観た「最後のジェダイ」よりも好きかもしれない。

正和が乗った江ノ電が、黄泉の国に向かうシーンが幻想的で良かったなぁ。

なんとなく続編も作られるような気がしますが、こういう映画ならまた観たいですね。





2018年1月6日土曜日

スター・ウォーズ/最後のジェダイ

「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」をやっと観ました。

「スター・ウォーズ」シリーズもいよいよエピソード8となり、本編ではあと1作を残すのみ。1作目を観た時には20代だった私も60代になってしまった・・・。

前作で懐かしい顔ぶれが続々と登場しましたが、様々な事情から次作のエピソード9では新しい世代の物語になって行くんでしょうね。





シリーズ映画3部作の2作目というのは、どうしても中途半端な印象で始まり終わる事が多いように思いますけど、この作品は事前に何も調べずに観た事もあって、意外と怒涛の展開で驚きました。

宇宙戦闘シーンの迫力も、独特の映像美も、有無を言わせぬ展開の速さも相変わらずで面白かったですけど、ただ悪役の小粒感も強く感じました。

そもそも映画を観ているだけでは、帝国に勝利した反乱軍(共和国)がいつまで経っても反乱軍で、帝国をファースト・オーダーが継いでしまった経由もよく分からないし、色々とツッコミどころが多いのですけど、更に言えば私のようにずうっとスター・ウォーズを観続けて、それこそ何度も観返した人には分かっても、いきなりエピソード7とかこの作品とかを観た人にとっては、ストーリーは分かりづらいんじゃないかと思います。

もちろん9作も続けば、それは仕方がないことなんでしょうけど・・・。

この作品では、光と闇、善と悪、そうした極端な方向性の中でバランスの重要性、自分の出自を知りたくて悩む若きヒロインの葛藤、色々と描くテーマはあるのですが、どれも中途半端な感じを受けてしまいました。

スター・ウォーズはやっぱりこういうSF映画の中では特殊な地位にある映画ですので、期待値が高い分もっと出来たんじゃないのという気がしてしまいます。

でも間違いなく次作も観るし、観たいという気持ちにさせる映画ではあります。





2017年12月6日水曜日

宝塚星組「ベルリン、わが愛 / Bouquet de TAKARAZUKA」

2017.12.03に宝塚歌劇星組公演「ベルリン、わが愛 / Bouquet de TAKARAZUKA」を観に行きました。

「ベルリン、わが愛」はナチスの影響が強くなりつつあるドイツを舞台に、ドイツで最初のトーキー映画を撮影した監督テオ・ヴェーグマン(紅ゆずる)と、レビュー・ガールからテオの映画に出演して、その清純な魅力で人気を得る女優ジル・クライン(綺咲愛里)を中心に、映画をナチスのプロパガンダとして利用しようとする勢力に対抗しようと苦悩する人々を描いたミュージカルです。

宝塚歌劇の場合、テーマは立派だけど舞台としてはどうなんだろう・・・という作品になりがちなところ、意外としっかりとした作品だったと思います。

舞台の背景に古いフィルムのような映像を流して、当時の雰囲気を表現していたところなども好感が持てました。

主演の二人もビジュアル的に合っていたし、物語もあまりズルズル引きづらないで、全体的に上手くまとまっていて良かったと思います。





ショーの「Bouquet de TAKARAZUKA(ブーケ ド タカラヅカ)」はタカラヅカレビュー90周年を記念しているらしく、どこかで聴いたことのあるような曲が多かったような印象。

家内の話では、以前宝塚のショーで使われた曲が多かったらしいけど、私はそれ程の宝塚通でもないしなぁ。





2017年10月28日土曜日

宝塚花組「はいからさんが通る」

日本青年館に宝塚歌劇花組公演「はいからさんが通る」を観に行きました。

原作は今から40年ほど昔に発表された大和和紀の少女マンガで、TVアニメや映画化もされていますのでご存じの方も多いと思います。

私も原作マンガを読んだことがおそらくあったと思いますけど、内容は綺麗さっぱり忘れていました。

大正浪漫華やかなりし頃の東京を舞台にして、自転車に乗って飛び回るお転婆な女学生の「はいからさん」花村紅緒と、彼女の婚約者の陸軍少尉・伊集院忍とのロマンスを、前半はドタバタ活劇風に、後半はシリアスな恋愛物に描いたミュージカルです。

女性が主人公の物語を宝塚ミュージカルにするのは、男役がメインの宝塚の世界ではそれなりの脚色があったりしますけど、この作品は割とまとまっていたのではないかと思います。ただ、どうしてもダブル主人公のような感じになるのは否めませんけど。

花村紅緒役の華優希は表情も豊かで、コメディをコメディらしく演じていて良かったです。早口でバタバタしていて、かなり無茶苦茶な「はいからさん」ぽかったと思います。

伊集院忍を演じた柚香光は、どことなくトップスター(まだなっていませんが・・・)のオーラを感じさせる様で、落ち着いたどっしりとした存在感がありました。

日本青年館が新しい場所に移転してから初めての宝塚観劇ですが、雨の中で往来もホール内も随分と混雑していました。


2017年10月22日日曜日

宝塚宙組公演「神々の土地~ロマノフたちの黄昏~」

東京宝塚劇場に宝塚歌劇宙組公演「神々の土地~ロマノフたちの黄昏~ / クラシカル ビジュー」を観に行きました。

トップスター朝夏まなとの退団公演です。


「神々の土地」は革命前夜のロシアを舞台にして、怪僧ラスプーチンの助言を受け入れて帝国を危険に陥れている皇帝ニコライ二世と皇后アレクサンドラと、ニコライ二世の従兄弟にあたる軍人ドミトリー、それに加えてドミトリーが密かに愛を捧げるセルゲイ大公妃イリナの運命を、帝都ペトログラードで企まれている陰謀を交えて描かれた歴史ロマン。

同じような革命と言っても、フランス革命は宝塚が好きな題材で、歴史的経緯も何となく知っているように感じますけど、ロシア革命は大分様子が違う印象です。

そういう点で宝塚にしては珍しいテーマという感じです。

テーマは重く描き方も難しかっただろうと思いますが、意外にも物語に破綻は感じられず、それ程悪くなかったと思います。

ただ、ラストが必要以上に長くかんじたのと、落ち着いた舞台という言い方も出来ますけど全体的に暗い印象で、そこが少し気になりました。

家内は一度観れば良いかな、という感想、私はそれ程悪くなかったという感想です。





ショーの「クラシカル ビジュー」は宝石をテーマにしたレヴューで、鮮やかな舞台が多かったように思いましたが、全体的には今ひとつ印象が希薄です。