佃島を歩く



 随分と久しぶりに、佃島を歩きました。

 何やら懐かしいものが普通に有って、おおぉと思うような町です。昔の下町の横丁の雰囲気が今も残っていて、私なんかも東京下町育ちなので、今は見ない些細なものを見ては、懐かしい気分になります。貴重な一日を過ごしました。

 佃島はとても狭い一角なのですが、子供の頃の情景が目に浮かぶような物や家が立ち並んで、住んでいる方には迷惑でしょうが、何だかこういう雰囲気は貴重な財産ですよねぇ。

 中島工芸の江戸六角箸を、買ってしまいました。以前からとても気になっていたものです。普段使う物は、多少高くても良いものを使っていきたい、なんて近頃では思うようになりました。

 黒檀の箸を買ってしまいました。1万円でした。箸で1万円という気もしないでは有りませんが、使い心地が良くて、それで食べている物が美味しく感じられるのならば、それは価値があるように思います。

 でも何故か、お店の方があまり熱心でないと言うか、高いものを売りつけようと言う姿勢が全くなくて、商売っ気が感じられないのが少々不思議でした。

 箸を買った後は、天安で佃煮を買って帰りました。




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