映画「アイ・アム・レジェンド」



 ウィル・スミス主演の映画「アイ・アム・レジェンド」を観てきました。

 リチャード・マシスンの「地球最後の男」が原作の映画で、これが3度目の映画化になるんでしょうか。確か30年くらい前に、オメガマンのタイトルで映画化されて、チャールトン・へストンが主演していたと思います。チャールトン・ヘストンも「猿の惑星」でSF映画づいていたんでしょうか?
 あの映画は試写会と映画館でと、2回くらいは観た記憶が有りますけど、ちょっと印象に残っている部分も有ります。

 今回の作品はNYの街で孤独な日々を送っている前半部と、ゾンビ化した人間が主人公に襲い掛かってくる後半が、別の映画みたいという前評判を良く聞きましたが、それ程強くは感じませんでしたね。静かな前半の寂寥感があってこそ、後半のゾンビたちとの戦いに真実味が有るような気がします。

 ただ確かに、前半の廃墟と化したNYの街でひとりで生きていくウィル・スミスの姿は、寂寥感が溢れていて、とても雰囲気が感じられました。そんな時のゾンビ化した人間の方が怖かったのも事実です。

 私はこの作品、単なるホラーSFに留まらずに今日的なメッセ-ジが込められていて、けっこう良い映画だと思いましたけどね。

コメント