「錬金術師ニコラ・フラメル」を読みました

 マイケル・スコット(Michael Scott)の「錬金術師ニコラ・フラメル(The Alchemyst)」を読みました。

 15歳の双子の姉弟ソフィーとジョシュは、考古学者の両親の都合でサンフランシスコで夏の間アルバイトに励んでいた。ある日、弟のジョシュが働く古本屋に怪しい男達がやってきて、店主ニッキーとすさまじい争いが起こる。

 実は店主はニコラ・フラメルという高名な錬金術師で、彼を襲ったのは魔術師のディーとその召使のゴーレム達。
 ディーはニコラが持つ古の秘儀書「アブラハムの書」を奪いに来たところだった。この本を使えば封印されてきたエルダー族が召喚され、又世界を恐怖で支配できるという。
 ディーは首尾よくこの本を奪うが、ジョシュが大事な呪文が書かれた最後の2ページを破りとる。

 ディーの追撃を逃れて、ニコラとジョシュ、そしてソフィーが向かう先は、という風に展開するファンタジィ。


 ジュブナイルだと思いますけど、ハリポタと同様に大人の鑑賞にも堪えられる作品に仕上がっていると思います。不死身の錬金術師とその妻の生涯、現れてくる神話上の人物達と、なかなか物語がよどみなく進むので、ついつい読んでしまう。

 なかなか面白い作品でした。続編が早いところ出ないものでしょうかね。

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