映画監督の市川崑さんが亡くなる

 映画監督の市川崑氏が13日午前1時55分に肺炎のため逝去されました。92歳の大往生という事です。

 市川崑監督と言えば、私のイメージは「東京オリンピック」。小学生の頃、東京オリンピックが終った後にあの記録映画をクラス全員で観に行きました。小学生が観て面白いとか思うような映画では有りませんでしたが、小学校で観に行った記憶が有るのは、あの「東京オリンピック」と「橋のない川」だけです。

 思い出すと学校から歩いていける距離に映画館があったんだなぁ・・・。池波正太郎さんのエッセイを読むと、昔は町の中に何でも有って、わざわざ遠くまで行かなくても、美味しいものも食べられたし映画も観れたと書かれていたけど、そうだったねぇ確かに。

 もっとも最近ではシネコンが至る所に出来ているので、同じような状況になってきているのかも知れません。

 東京オリンピックと言えば、聖火ランナーに小旗を振って、開会式のブルーインパルスだかの曲芸飛行で五輪の輪が空に描かれた事を思い出す。
 あの頃は日本全体で、未来が輝いていたものです。そういう時代を象徴するような方が亡くなっていくのは、本当に寂しいものです。

 謹んでご冥福をお祈り致します。

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