「ある日どこかで(SOMEWHERE IN TIME)」を観ました

 DVDで映画「ある日どこかで(SOMEWHERE IN TIME)」を観ました。

 アイ・アム・レジェンドのリチャード・マシスンが原作の少し切ないファンタジィ・ロマンスです。

 ある新進劇作家のところへ、見知らぬ老婦人が現れて金の懐中時計を渡した。「戻ってきて」という言葉を残して。
 その数年後、クラシック・ホテルに宿泊した彼は、そこに飾ってあった昔の女優の写真を見て彼女に一目惚れする。彼女の事を調べていくうちに、その美女が以前彼に時計を渡した老婦人の若かりし頃だと知った彼は、何とかして彼女に会いたいと時間旅行の事を書いていた大学教授に会いに出かけて・・・・。

 以前小説で読んで、恐怖小説の大家と思われていたマシスンらしからぬ叙情性に惹かれ、その時に映画化されていた事を知り、是非一度観てみたいと思っていた作品です。

 こういう作品は原作の方が大体面白いのですけど、この作品もその例に漏れませんでしたね。ああいう雰囲気を映像で描くのは、なかなか難しいのかもしれません。ただ原作を知らずにこの映画を観ていれば、充分に楽しめるとは思います。

 しかし何だか終わり方が宝塚ぽかったなぁ。そういえば宝塚歌劇でも、この作品は上演された事が有るらしいですけどね。分かるなぁ。

 

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