「駅前旅館」を観ました。

 DVDで映画「駅前旅館」を観ました。

 東宝の人気映画シリーズとして一世を風靡した喜劇「駅前」シリーズの第1作目。私は初めて観ましたけど、今こうして観ると日本映画も悪くないよなぁ。

 3丁目の夕日を観て懐かしさが溢れるけど、あれは今の時点で昭和30年台を懐古して懐かしい気分になる映画。こちらの作品はリアルタイムの昭和が味わえる感じ。

 ともかく全体に活気がある。その活気と引き換えに失われていく風情を惜しんでいるけど、あれから50年が過ぎると、今度は活気を失ってしまった日本社会が有ります。

 その代わりに、また日本の良さを取り戻せるようなら、それはそれで構わないけど、どうにもそんな時代ではないのが寂しい。

 森繁久彌を始め出演者の若いこと。そして故人となられた方が多いのは残念ですけど、何だか観ていると元気になって行くような気がします。

 淡島千景が色気が有って良いですねぇ。小母さんになった淡島千景しか知らなかったから、チョット新鮮な印象を受けました。

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