恋とスフレと娘とわたし

 DVDで映画「恋とスフレと娘とわたし」を観ました。

 若くして夫を亡くし、女手ひとつで3人の娘を育て上げた母親が、男運のない末娘の身を案じるあまり、彼女に内緒で花婿募集のウェブ広告を出して強引に話を進めるが、というような内容のコメディ。

 結構感情的で愛情溢れる母親を、ダイアン・キートンが巧みに演じています。

 
 ここまでお節介を焼かれたら、やっぱりウンザリするだろうなと思いつつ、家族関係が日本よりも希薄な印象のあるアメリカでも、やはり家族の絆を大切にする価値観がまだ強く残っているんだな、と思いました。

 しかし末娘も性格は良いんだけど、気持ちがハッキリせずに二股をかけているのは感心せんねぇ・・・と思ってみていたら、もちろんそれが後半になって効いて来ます。

 人生を一人で生きていくのは、やっぱりどこの国の人でも寂しいものなんだな、と改めて思いました。

 最近こういう主題を感じる映画を観る機会が、増えているように思います。それとも今までも観ていたのに、あまり感じていなかっただけなのかな・・・。


 全体的におしゃれな雰囲気があって、孤独では有っても人生を楽しんでいる人々が多くて、なかなか良い作品でした。


 

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