マリリン・モンローが愛らしい「紳士は金髪がお好き」

 ハワード・ホークス監督の1953年の映画「紳士は金髪がお好き」をDVDで観ました。

 マリリン・モンローとジェーン・ラッセルというハリウッドを代表するグラマー女優が登場するコメディ・ミュージカル。


 多分子供の頃にTVで観ていると思うけど、この手の映画は子供が観て面白い作品じゃないですからね。あまり覚えていません。


 二人の美人ダンサー、ローレライ(マリリン・モンロー)とドロシー(ジェーン・ラッセル)は性格も生き方も全く違うけど、お互いを思いやる親友同士。

 お金が第一で億万長者と結婚しようとするローレライと、お金なんて程ほどで充分、愛が欲しいというドロシー。

 普通だったらドロシーは幸せに、ローレライは愛の大切さを知るなんて風に話が進むのでしょうけど、この作品はそんなに甘くはない。

 お終いの方で、ローレライが結婚しようとしている金持ちのボンボンの父親に、「息子の財産を狙っているんだ」と言われて、「いいえ、違うわ」と答えるから、愛しているからと言うセリフが出るのかと思ったら、「あなたの財産を狙っているのよ」。

 このセリフには思わず笑っちゃいましたね。しかもマリリン・モンローが天真爛漫な表情で、いかにも裏表などないという風に言うから、何だかとても愛らしい感じがします。

 ハリウッド映画のこういうセンスが良いよなぁ。

 マリリン・モンローもジェーン・ラッセルも、初めは随分と化粧が濃いなぁと思ったものですけど、観ているうちに気にならなくなってきました。やっぱり二人とも良い女ですねぇ・・。


 結構面白かったです。クラシックな映画は良いですね。


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