映画「ハプニング」をDVDで観ました

 M・ナイト・シャマラン監督作品の映画「ハプニング」をDVDで観ました。

 ある日突然、公園で寛ぐ人たちの様子がおかしくなる。まるで時間が止まったかのように動きを止めたかと思うと、あらぬ事を口走りながら手近な方法で自殺を始める。

 それは公園から始まり、街中に伝わり、都市全体に広がる。

 高校の理科の教師のエリオットは、この現象から逃れるため、妻アルマと友人のジュリアン、その娘ジェスともに安全な都市に向かう列車に乗り込むが、列車は外部からの指示が途絶えたと途中で動かなくなってしまう。

 安全な場所を求めて移動を続けるエリオットたちだが・・・。


 いわゆるパニック映画の一つだと思いますけど、人間が次々と自殺していくのがとても不気味な感じです。

 一応は死に至る原因のようなものを示してはいるのですが、これを単純に文明批判とか環境問題とかに置き換えるだけで良いのかと思わせてくれるような内容の濃密さ・・・。
 
 そういった時代の問題提起よりも、死を目前にした人間はどのように時を過ごすのか、という普遍的な命題なんかに作品の狙いがありそうな感じを受けました。


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