グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち

 1997年の映画「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」をDVDで観ました。

 数学の天才でありながら、孤児でスラム育ちで、幼い頃のDVから心に傷を持つ青年ウィル・ハンティング(マット・デイモン)が、大学構内の掲示板に書かれていた数学の高等問題を解いた事で、世界的な数学の権威である教授ランボー(ステラン・スカルスガルド)に見出される。

 丁度暴力沙汰を起して刑に服していたウィルは、数学の特別講義を受ける事と精神カウンセリングを受ける事を条件に仮釈放されるが、カウンセラーに敵意を示してなかなかカウンセリングは進まない。

 そうした中で、ランボーからの依頼でウィルのカウンセラーになった精神分析医ショーン(ロビン・ウィリアムズ)は、妻にの死により自身も心に深い傷を負っていたが、ウィルと出会い向き合う事により、ウィルだけでなく彼自身の心の整理もつき、新しい旅立ちを迎えられるようになっていく。

 なかなか良くできたヒューマン・ドラマでした。マット・デイモンが繊細な天才青年ウィルを巧みに演じていましたが、ウィルの親友チャッキー役のベン・アフレックの役回りが良かったですね。

 こういう天才に手を差し伸べる人が沢山出てくるところが、何だか素敵な感じがします。


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