銀座の恋の物語

 石原裕次郎、浅丘ルリ子主演の1962年の映画「銀座の恋の物語」をDVDで観ました。

 売れない画家伴次郎(石原裕次郎)と銀座の洋装店でミシンを踏んで働く久子(浅丘ルリ子)はいつか一緒になると誓う仲。

 貧しい生活でなかなか結婚の踏ん切りがつかなかった次郎たちだが、ついに結婚を決め、新宿から夜行列車に乗って次郎の母親に会いに行くことにする。

 ところが久子が待ち合わせに向かう途中で交通事故に遭い・・・。


 1962年頃は中心部でないにしても、銀座のアパートに庶民が住めたんでしょうかね。貧乏と言う割には、伴次郎はけっこうオシャレな生活をしているなぁ・・・。

 でも人々の間に人情がまだまだ沢山有った頃で、昔の銀座の風景も懐かしくて、内容的には古典的ともいえるメロドラマですけど、全体的にフランス映画のような洒落た雰囲気を感じます。昔の日本映画も、こうやって観てみると味わいが有りますね。

 最初はあまり特徴のない浅丘ルリ子が、後半は生き生きとして美人に見えてくるのも不思議な感じがする。

 予想外に楽しめる作品でした。



映画「銀座の恋の物語」

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