映画「櫻の園」を観ました。

 映画「櫻の園」をDVDで観ました。

 こういう映画、好きだなぁ・・・。

 幼い頃からヴァイオリン一筋だった少女結城桃(福田沙紀)が、通っている音楽学校の方針に合わず、ヴァイオリニストになる夢も諦めて、母や姉(京野ことみ)がかつて通っていた地元の名門私立女子高校「櫻華学園」に編入する。

 ところが櫻華学園はそれこそ伝統校。下校時には校舎に向かってごきげんようなんて挨拶をしなくちゃいけないような規則だらけの学校で、規則嫌いな桃には到底合わない。

 学校に違和感を覚えながら浮いた存在だった桃は、ある日旧校舎のあかずの部屋と言われる場所で、チェーホフの「桜の園」の演劇の台本を見つける。

 櫻華学園では以前創立記念日に「桜の園」を上演することが毎年の伝統だったらしいのだが、ある年に発生した不祥事により演劇部は廃部され、それ以来「桜の園」は上演される事はなくなっていた。

 桃は友人となった学園のアイドル的存在の小笠原葵(杏)や優等生のクラスメート赤星真由子(寺島咲)達と、再び「桜の園」の上演をしようと奔走するのだが・・・。

 
 何だか女子高生が輝いている作品って透明感と清潔感がどこかにあって、それが一瞬の時だけに、男子高校生が主人公の泥臭さのある青春映画とはまた違った良さがあります。

 出演者もみんなそれぞれ雰囲気があって、最近の若いコはみんな演技が自然で上手ですね。

 1990年の作品のリメイクらしいけど、オリジナルも観たくなりました。


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