百万長者と結婚する方法

 1953年の映画「百万長者と結婚する方法」をDVDで観ました。

 マリリン・モンロー、ローレン・バコール、ベティー・グレイブルの3人のハリウッドの美人女優が、百万長者と結婚して幸せを掴もうと考える女性を描いた古典的なロマンチック・コメディ作品。

 小学生くらいの頃に多分TVで観た記憶が有って、一番最後の場面は何となく記憶が有ったのですけど、こうしてまた観ると中々面白い映画ですね。

 ニューヨークでモデルをしているシャッツィ(ローレン・バコール)、ポーラ(マリリン・モンロー)、ロコ(ベティー・グレイブル)の3人の女性は、ともかく女性の幸せは金持ちと結婚することと考えて、百万長者を射とめる作戦を練る。

 まずは高級アパートを借りて金持ち男性と知り合いになり、そして結婚を・・・という手順にするつもりが、最初にロコが連れて来た男性トム(キャメロン・ミッチェル)がシャッツィを気に入ってアタックしてくる。ところがシャッツィは、トムのみすぼらしい服装から彼を相手にしない。

 そのうちに又ロコが年配の大金持ハンリイ(ウィリアム・パウエル)を連れて来て、彼がエスコートするパーティで3人とも金持ちの男性と知り合いになる。

 ところが、それぞれの付き合いが思わぬ方向にそれていき・・・。


 金持ちと結婚するつもりが、殆ど金など持っていない青年と結婚するおかしさと、実はシャッツィにほれているトムが大金持ちと言う皮肉が持ち味の映画ですけど、何となくギスギスしたところがないのが値打ちですね。

 ハンフリー・ボガード夫人のローレン・バコールが大人の女性って感じで、マリリン・モンローは相変わらずどこかが足りない女性を演じているけど、やっぱりとてもキュートです。

 大笑いはしないけど、こういう雰囲気のコメディは楽しくて好きです。






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