恋愛小説家

 ジャック・ニコルソンとヘレン・ハント共演の1997年の恋愛映画「恋愛小説家」をDVDで観ました。

 偏屈で人間嫌いで毒舌を撒き散らす潔癖症で神経症気味の中年男メルビン(ジャック・ニコルソン)は、書く小説が全てベストセラーになるという恋愛小説作家。

 しかし食事も決まったレストランで決まった座席で、決まったウェイトレスに給仕されないと気が済まない。

 そんなメルビンに給仕をしているのが、一人息子が喘息持ちのシングルマザーのキャロル(ヘレン・ハント)だが、キャロルの息子が喘息の発作を起して彼女が店に居ない日に、メルビンは彼の奇矯な行動に嫌気が差していた店長から出入りを禁止され・・・。


 嫌われ者のベストセラー作家を演じたジャック・ニコルソンがはまり役と評判の作品でしたが、観たのは初めてです。

 確かにメルビンは普通じゃないけど、でも映画のストーリー自体は良く出来た大人のロマンチック・コメディでした。

 問題を抱えた二人に加えて、ゲイで悩むメルビンの隣人を登場させて、嫌な男のようだけど、実は不器用で心優しき男でもあるメルビンの姿が段々と明らかになって行って、とても楽しめる作品でしたね。

 殆ど狂人の域に近いメルビンと、苦労を表に出さないで前向きに生きているシングルマザーのキャロルがハッピーエンドを迎えるのが良いですね。


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