映画「ラーメンガール」をDVDで観ました

 映画「ラーメンガール」をDVDで観ました。

 恋人を追ってアメリカから日本にやってきたアビー(ブリタニー・マーフィー)だったが、アビーが来た途端に彼は大阪へ転勤になる。しかも一緒に大阪に行きたいと言うアビーに別れ話を切り出して・・・。

 言葉も習慣もわからず知り合いも殆どいない国で、どうしたら良いか分からず、涙に暮れる彼女の目に留まったのは、アパートの向かい側にある小さなラーメン屋の明かり。

 どしゃ降りの雨のある夜に、アビーは閉店したラーメン屋に入り込み、泣きながら英語で自分の混乱した気持ちをまくし立てるが、店主のマエズミ(西田敏行)は訳が分からないながらもアビーに一杯のラーメンを差し出す。

 そのラーメンがやり場のない気持ちでいたアビーの心に小さな火を灯す。

 今まで自分は何かを成し遂げた事はなかった。そう気が付いたアビーはマエズミに弟子入りを申し入れるのだが・・・。

 なんて感じで始まるアメリカ娘のラーメン屋修行を描いたハートフル・コメディ。


 ベストキッドなみの訳の分からない修行やら、魂が入っていないと日本語の分からないアビーに日本語で言うマエズミとか、う~んと思うようなところが満載ですけど、それでも良くあるステレオタイプの日本と日本人を描いた作品とはチョッと違うかな、とは思いました。日本の俳優さんが普通に日本語で会話している場面が多いし、街の雰囲気やラーメン屋の中は確かに日本。

 でもやはり日本に住んでいる身としては、違和感は仕方がないよね。タクシーが自動ドアじゃないみたいなところからして、何で?と思うし、アビーが出会う青年は日本人っぽくないし(確かに在日という設定でしたけど)。

 それでも異文化に戸惑いながらも、自己発見のために頑張る根性ドラマとしては中々楽しめる作品でした。



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