シティ・オブ・エンジェルを観ました

 DVDで映画「シティ・オブ・エンジェル」を観ました。1998年だから、もう10年以上前の作品ですか・・・。

 死んだ人を天国に迎える役目を持つ天使たち。その中の一人の天使のセス(ニコラス・ケイジ)は、自分の患者の死に出会って落ち込んでいる医師のマギー(メグ・ライアン)に出会い恋に落ちてしまう。

 天使の姿は人の目には映らないのだが、天使自身が強く望めば人間の目に映ることが出来るため、セスはマギーの前に現われる事を決めて彼女に話しかける。

 セスの正体を知らないマギーもまた、話すうちに謎めいたセスに強く惹かれていく。そうして二人が惹かれ合ううち、セスは天使から人間に生まれ変わる方法がある事を知るのだが・・・。


 思ったよりも静かな雰囲気を漂わせた美しい映画でした。永遠に生きる清らかな天使から、限られた命の人間になるというのは、ましてやそれが愛のためというのは、何か人魚姫を連想したりします。

 ラブストーリーとしては力不足という気がしますが、人間的な欲望や苦悩から解放されているはずの天使が、人が感じるものに興味を抱いているのが少し面白い感じです。

 感覚はないけど感情はある天使たち。夜明けの音楽を聴くことが出来るけど、波乗りは出来ない天使たち。

 ニコラス・ケイジが良かったですね。



映画「シティ・オブ・エンジェル」DVD

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