「カサブランカ」、やっぱり最高。

 1942年製作の古典的名作映画「カサブランカ」をDVDで観ました。やっぱり良いですねぇ。

 初めてこの作品を観たのは私が未だ小学5年生くらいの頃。TVの日曜洋画劇場でした。

 小学生向きの映画でないと思いますけど、このラスト・シーンを観て格好良いなぁ・・・と感動したのは覚えています。


 舞台はパリ占領からしばらくした仏領モロッコの都市カサブランカ。ここにはアメリカに亡命しようとする人々が、何とか許可証を手に入れようと集まってきていた。

 このカサブランカでナイトクラブを経営する皮肉屋のアメリカ人リック(ハンフリー・ボガート)の前に姿を現したのは、ナチに追われる抵抗運動の指導者と、その妻でかつてパリでリックが恋に落ちた女性イルザ(イングリッド・バーグマン)だった。

 パリから脱出する際に、一緒に行こうと誓ったイルザに別れの手紙を渡されたリックはそれ以降傷心の日々をおくっていたが、イルザは夫と共にアメリカに渡る手段を求めていた。




 リックとイルザのロマンス、愛すればこその自己犠牲、友情、愛国心の発露、異国情緒などを簡潔にまとめた名作ですが、ともかくハンフリー・ボガートがハードボイルドで格好良い。何であんなに格好良いんだろう。またトレンチコートが似合うんだよな。

 この作品以降も格好の良いヒーローは何人も現われるけど、ボガートを超える人物にはなかなかお目にかかれません。

 それとイングリッド・バーグマンの可憐なこと。なんて綺麗なんだろう。

 久しぶりにこの映画を観ましたが、「君の瞳に乾杯」とか「そんな昔のことは忘れた」「そんな先のことは分からない」なんていう、今でも気取ったお笑い芸人が話すようなセリフが随所に散りばめられて、お笑い芸人が言えばギャグだけど、この映画の中でボガートが語れば気が利いたセリフに聞こえます。

 この作品にはあまりにオシャレな会話場面が多い。


 良いですねぇ・・・。名作ってこういう映画を言うんだろうな。



映画「カサブランカ」

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