映画「ノエル」

 2004年製作の映画「ノエル」をDVDで観ました。

 ずいぶん前に入手して封も開けずにいた作品ですけど、観るならクリスマスが近づいてきた今だな、と思って観ました。

 クリスマス・イヴにそれぞれ事情を抱えた人々が織りなす一種の群像劇です。クリスマスが主役のような映画だと、どうしてもどこか奇跡のような出来事が描かれていて、当然この作品もそうだと思っていたのですけど、比較的それが少ない(でも奇跡は有りましたが)作品でした。


 出版社で児童書の編集者として働くかたわら重度のアルツハイマーに罹った母親の看病に明け暮れ、自分の幸せを諦めているローズ(スーザン・サランドン)。

 結婚を目前に控えたニーナ(ペネロペ・クルス)と警官のマイク(ポール・ウォーカー)のカップルは、マイクの嫉妬深さにニーナが悩まされている。そこに現れたアーティという名の老人は不可解な行動をとるのだが、その理由は・・・。


 クリスマスが題材の心温まる軽い感じのファンタジィ映画を想像していただけに、人間を描いた作品だったのがやや意外でした。

 どうしようもない人生、どうしようもない孤独、でもその中にも救いが有ってその表し方がやっぱりアメリカ的な感じ。なかなか良かったです。



映画「ノエル」

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