2010年3月7日日曜日

ベンジャミン・バトン 数奇な人生

 ブラッド・ピット主演の2008年製作の映画「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」をDVDで観ました。

 20世紀の初め、ニューオリンズの時計職人が一人息子を戦争で亡くした事から、時間を遡っていく時計を作る。まるでそうすれば戦争でなくした息子が戻るとでもいうかのように・・・。

 丁度同じ頃、裕福な家庭に一人の男の子が誕生する。

 しかし母親は出産で命を落とし、まるで老人のような顔つきの赤ん坊を見た父親は、突然の妻の死と子供の状態にショックを受けて、生まれたばかりの赤ん坊を養老院の階段に置き去りにしてしまう。

 それを拾い育ててくれたのは、そこの家政婦をしている若い黒人女性クイニー(タラジ・P・ヘンソン)で、80代の老人のような状態で長生き出来そうにないという幼子を育て上げてくれる。

 老人として生まれ、車椅子で皺だらけの年寄り顔で幼少を過ごした男ベンジャミン・バトン(ブラッド・ピット)は、時を刻む毎に若返り、幼なじみとも言える女性デイジー(ケイト・ブランシェット)と出会いと別れを繰り返しながら自分の数奇な人生を歩んで行く。


 劇場公開された時には、ちょっとキワモノっぽくてあまり興味がなかった作品ですけど、良かったですねぇ・・・。感動しました。

 年寄りから始めて赤ん坊で人生を閉じた男の一生を描いた作品で、そういうあり得ないファンタジィの部分だけを捉えると何だかなぁと思うかも知れませんが、でもこの映画で訴えたいことはそういう表面的な事ではないように思います。

 ちょっと「フォレスト・ガンプ」を連想するような作品ですけど、私は一直線な印象を受ける「フォレスト・ガンプ」よりも「ベンジャミン・バトン」の方が好きだな。

 人が生まれて、懸命に生きて、最後にただ死んで行く。その中にある幾つもの出会いと別れ・・・。愛と死。何となく感じる無常観のようなものと、それでもその中にある大切なもの。

 良い映画を見たなという余韻が残りました。
 


映画「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」

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