映画「長靴をはいた猫」を観ました

 1969年製作の東映のアニメ映画「長靴をはいた猫」を観ました。

 ペロー原作の童話を元にした作品ですけど、確かグリム童話にもこんなような話有りませんでしたっけ・・・。

 昔私が読んだ話では、主人公ピエールがネコにせがまれて長靴を買い与え、それでネコが主人のために気働きをするという物語だったような気がしますけど、この作品は既に長靴を履き銃士のような姿をした猫ペロが、2人の兄に虐げられている優しい少年ピエールと出会って友達になり、ピエールと魔王ルシファに狙われているローザ姫を結婚させようとする話になっています。

 東映動画らしい子供向けの明るい話ですけど、昔のアニメには一本筋が通ったところがあって、安心して観ていられる気がします。

 この作品も子供の頃に観た記憶がありますけど、けっこう面白かった印象が残っていました。こうして見直してみても中々良かったですね。


 ネットの記事を読むまで気がつきませんでしたが、この作品の脚本も手がけていた作家の井上ひさし氏が4月9日にご逝去されました。

 私の年代には「ひょっこりひょうたん島」がまず頭に思い浮かぶ方です。

 謹んでご冥福をお祈り致します。



東映のアニメ映画「長靴をはいた猫」

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