映画「獄(ひとや)に咲く花」を観ました。
長州藩の武家専用牢屋敷「野山獄」は、牢屋敷内での移動は自由に出来るが一度投獄されると生きて出たものは誰も居ないとされる。
その牢屋敷に投獄されてきたのは、黒船に密航しようと企てた若き吉田寅次郎=吉田松陰(前田倫良)。
二度と外に出ることが出来ない故に荒んだ日々をおくる科人達の中で、理想に燃え純粋で誰にでも優しい寅次郎は大きな影響を及ぼすようになっていくが、中でも身分の低い芸人を屋敷に呼んだことで姦淫の罪に問われた武家の妻女高須久(近衛はな)は、寅次郎の生きていく姿勢に強く惹かれていく。
ほとんどの場面が獄中での生活を描いたものですが、それでも明るく前向きな吉田松陰を演じる前田倫良と、松陰を慕う久の内面を見事に演じた近衛はなが心を打ちました。
もっと暗い雰囲気の映画かと思っていましたけど、テーマの割には切なさはあっても暗さはあまり感じない。そしてあまり教条的でない人間吉田松陰を描いているのが素晴らしい。
彼の理想を語る姿や人間性に惹かれて人々が集まり、それが明治維新につながる事を知っているだけに感動してしまいます。
とても良い作品でしたが、残念なことに映画館(スバル座)は空いていました。でもこういう作品を上映する姿勢は評価したいものです。
長州藩の武家専用牢屋敷「野山獄」は、牢屋敷内での移動は自由に出来るが一度投獄されると生きて出たものは誰も居ないとされる。
その牢屋敷に投獄されてきたのは、黒船に密航しようと企てた若き吉田寅次郎=吉田松陰(前田倫良)。
二度と外に出ることが出来ない故に荒んだ日々をおくる科人達の中で、理想に燃え純粋で誰にでも優しい寅次郎は大きな影響を及ぼすようになっていくが、中でも身分の低い芸人を屋敷に呼んだことで姦淫の罪に問われた武家の妻女高須久(近衛はな)は、寅次郎の生きていく姿勢に強く惹かれていく。
ほとんどの場面が獄中での生活を描いたものですが、それでも明るく前向きな吉田松陰を演じる前田倫良と、松陰を慕う久の内面を見事に演じた近衛はなが心を打ちました。
もっと暗い雰囲気の映画かと思っていましたけど、テーマの割には切なさはあっても暗さはあまり感じない。そしてあまり教条的でない人間吉田松陰を描いているのが素晴らしい。
彼の理想を語る姿や人間性に惹かれて人々が集まり、それが明治維新につながる事を知っているだけに感動してしまいます。
とても良い作品でしたが、残念なことに映画館(スバル座)は空いていました。でもこういう作品を上映する姿勢は評価したいものです。
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