映画「BALLAD 名もなき恋のうた」を観ました

 「クレヨンしんちゃん」の劇場版を原案にした2009年製作の映画「BALLAD 名もなき恋のうた」をDVDで観ました。

 少し気弱な小学生真一(武井証)は、池の畔で着物姿の若い女性が祈っているような夢を続けてみるが、町外れにある大榎の根元に埋めてあった古い箱を開けた時、戦国時代にタイムスリップしてしまう。

 そこで鉄砲に命を狙われていた侍大将の井尻又兵衛(草なぎ剛)を助けた事から、又兵衛の仕える春日の国と隣国の大名大倉井との戦いの場に巻き込まれてしまう。

 そこには真一を助けようとタイムスリップしてきた父暁(筒井道隆)と、母美佐子(夏川結衣)も現れて、真一が夢に見た春日の廉姫(新垣結衣)ともども、廉姫を狙う大倉井高虎(大沢たかお)の軍勢に立ち向かうのだが・・・。


 「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦」を昔観た記憶がありますけど、単にタイムスリップするだけではない、もっと荒唐無稽な話の中に戦国時代の純愛を織り交ぜた話で、こういうのはアニメの方が似合っているように思います。

 実写になると、どうしても現実性が高まるというか、あまりに荒唐無稽な話はそれなりに舞台設定をしないと感情移入がしづらい。

 この作品は何かがひとつ足りないような気がします。

 ただ新垣結衣は良かったですね。気が強くて清潔感がある戦国時代のお姫様を上手に表現していたと思います。



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