アニメ映画「カールじいさんの空飛ぶ家」

 ピクサーのアニメ映画「カールじいさんの空飛ぶ家」をDVDで観ました。

 思っていた以上に良かったです。

 特に出だしの部分は、先日観た「つみきのいえ」と同じような人生を見つめる視線が感動的で、いいなぁと呟いてしまいます。

 まぁ私自身が歳とった証拠なんでしょうね。

 南米の秘境に旅立った冒険家マンツにあこがれる幼い少年カールが、同じようにマンツを崇拝するわんぱくな少女エリーと出会い、そして成長して二人は一緒になり、いつかは二人で冒険の世界を旅したいと計画していたのに、その夢をかなえることなくエリーは永眠し、カールは一念発起してエリーと暮らした家に無数の風船を結びつけて冒険の旅に出る。

 ディズニーの映画だしアニメだし、子供向けの冒険物語のようなイメージを持つ人も多いと思いますけど、多分私と同年輩とかそれ以上の世代の方が見たほうが感動するような気がする。

 もちろん風船で空を飛んで南米の秘境にたどり着くなんて、荒唐無稽な話ですし、秘境での冒険もありえない話だけど、カールじいさんが歩んできた人生を想像すると、不思議と違和感を感じずに見てしまいます。

 実は日常の細やかな日々も、カールとエリーの冒険だったというのが素晴らしいですね。


 ホント、良かったです。



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