テルマエ・ロマエ

映画「テルマエ・ロマエ」を観ました。

古代ローマ帝国の浴場設計技師が現代の日本の風呂にタイムスリップする騒動を描いたヤマザキマリ原作のコミックを実写で映画化した作品。コミック同様に映画も人気を集めて3週連続で興行収入が第1位になっています。

古代ローマ、浴場設計技師のルシウス(阿部寛)は凡庸な浴場しか設計が出来ないと仕事を失う。親友マルクスはそんな失意のルシウスを公衆浴場に誘うが、大勢の客で騒がしい浴場が気に障ったルシウスは湯船の中に身を沈め、湯船の中でお湯が流れていく排水口を見ているうちに渦に巻き込まれて溺れ、湯から飛び上がったところは何と現代日本の銭湯の中だった。

そこをローマの属州の奴隷たち専用の風呂だと勘違いしたルシウスだったが、壁に書かれた富士山の絵をヴェスヴィオ火山と勘違いして、浴室に絵があることに感心し、プラスチックの風呂桶を見て驚き、フルーツ牛乳の美味しさに感動してしまう。

この先進的な風呂文化を見たルシウスは、ローマに戻った時にそのアイディアを利用して浴場技師として人気者となるが・・・。

原作コミックの味わいがあったのは前半部で、後半部はちょっと違った感じになっていましたが、ともかく笑える映画でした。

原作には登場しない漫画家志望の女性山越真実(上戸彩)が登場して、原作だと女好きだけど別段悪人でもないケイオニウス(北村一輝)を悪役に仕立て上げて、基本は一話完結のギャグマンガに物語性を与えていました。





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