シャドー・チェイサー

 映画「シャドー・チェイサー」を観ました。

 外交官の父マーティン(ブルース・ウィリス)と母、弟と弟の彼女とのヨットでのバカンスを過ごすために、アメリカからスペインに来たコンサルタント会社を経営するウィル(ヘンリー・カヴィル)は、バカンスの最中に自分の会社の倒産を知って動転し、気持ちが揺れているところで弟の恋人に怪我をさせてしまい、気まずい思いを抱えたまま一人で街に買い物に出る。

 買い物を済ませて海岸に戻ったウィルだったが、停泊しているはずのヨットが見当たらない。やっと見つけたヨットに戻ると、中はもぬけの殻で家族は誰も居なかった・・・。

 なんて出だしで始まるアクション・サスペンスです。


 ブルース・ウィリスやシガーニー・ウィーヴァーなどが出演しているし、それなりの映画だろうと思って観ましたが、いくらなんでもこの作品はムリが多すぎて乗り切れない。シンプルなアクション映画だったらムリを承知で楽しめると思いますけど、この作品はなぜが多いサスペンスで、これはある程度はロジカルであって欲しい内容だと思います。

 まぁ確かに超人的な活躍をする主人公ウィルのアクションはすごいけど、別に訓練を受けた工作員というわけでもなく普通の人のはず・・・。敵役もハッキリしない上に、どうしてこんな事態になったのかも良くわからない。

 何も考えずに流れに任せて楽しむ作品であれば、そんな風に仕上げて欲しかったですね。

 中途半端なB級アクション映画でした。




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