宝塚月組公演「ベルサイユのばら-オスカルとアンドレ編」

 東京宝塚劇場に月組公演「ベルサイユのばら-オスカルとアンドレ編」を家内と一緒に観に行きました。

 私がベルバラのオスカルとアンドレ編を観るのは、朝海ひかる主演の雪組公演以来ですが、この作品は宝塚歌劇団の定番中の定番ですね。一番宝塚らしい作品だろうと思います。

 今回私が観た公演では主役オスカルが明日海りお、アンドレが龍真咲でしたが、この二人は役替わりで、家内が娘と観に行った時は逆だったそうです。

 元々がドラマチックなフランス革命前夜を舞台にしたマンガが原作ですが、いくら男子が生まれなかった軍人の家系の伯爵家であろうとも、娘を男性として育てるというのは荒唐無稽だし、男装の麗人オスカルが貴族の圧政に苦しむフランス国民の側に立つというのもありえない話だけど、宝塚歌劇で観ると違和感を感じないのがすごいです。世界広しと言えども、こういう劇団は宝塚だけだと思います。

 
 全体的に皆さん歌が上手で、主演の二人がハモルあたりもなかなか良かったですね。

 けっこう評判になっているラスト・シーンでのガラスの馬車登場も宝塚ならではです。笑っても良い演出という気がしますけど、実際に生で観ていると不思議とそんなにおかしくない。

 宝塚のあの空間は本当に夢の世界なんですね。今回の公演で特に強く思いました。




コメント