ルーヴル美術館展  ―地中海 四千年のものがたり―

 上野の東京都美術館に「ルーヴル美術館展 ―地中海 四千年のものがたり―」を観に行きました。

 「地中海」をテーマに、ルーヴル美術館が収蔵する遺跡品や美術品などを展示した展覧会で、展示品の数も多く質も高く、てさすがにルーヴル美術館という展示品が多かったように思います。

 夏休みということもあって家族連れが多かったようですが、入場するのに少し時間がかかりましたが、中はそれ程混んでいるというほどではありませんでした。

 展示品は紀元前の古代エジプトやメソポタミア、ギリシャ・ローマ時代のものと、十字軍以降のものが多かったですね。大英博物館にあるロゼッタ・ストーンの石膏レプリカが展示されていて、レプリカといえどもロゼッタ・ストーンを初めて見たので、おおっと思いました。

 また、見事な彫刻が施された「ローマの石棺」とフェニキアのエジプト型木棺が、その当時に生きていた人たちに対する尊崇の念を感じて良かったです。

 近代に近づいた展示では、シャセリオーという画家が描いた異国情緒を感じさせる絵画の中の情景が気に入りました。

 絵画もほかにも何点か展示されていました。作者は一般的に名の知れた画家ではないと思いますけど、描かれた時代では正統的で高名な画家だったのでしょうね。



 ルーヴルが収蔵する美術品だけで、これだけの展覧会が開けるのですから、本当にすごい美術館ですね。

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