9月花形歌舞伎 陰陽師 滝夜叉姫

 東銀座の歌舞伎座に行きました。

  観劇したのは夜の部、新開場記念の新作歌舞伎「陰陽師 滝夜叉姫」です。夢枕獏の同名小説を元にした作品で、伝統芸能の歌舞伎は予備知識がないとわかりづらいという印象がありますけど、新作であることや出演者が若手揃いということもあって、普通に楽しめました。





 平安の都を乱す出来事から20年前の平将門の乱の回顧場面に移り、また今の京の都を揺るがす陰謀を陰陽師安倍晴明が阻止するという物語。

 安倍晴明は市川染五郎、源博雅は中村勘九郎、平将門が市川海老蔵で藤原秀郷が尾上松緑、滝夜叉姫は尾上菊之助、興世王(おきよおう)が片岡愛之助という配役は、人気若手役者が総出演といったところらしい。

 私は歌舞伎や梨園にそれ程詳しくありませんが、実際に舞台を観て市川海老蔵さんは実に千両役者だなぁと思いました。

 チケットが高いのは別にして、そんなに伝統芸能だと構えて観なくても大丈夫ですね。歌舞伎座自体、客席と舞台がそれ程離れていないし、見やすい感じです。






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