坂東三十三ヶ所観音霊場巡り その17

 坂東三十三ヶ所観音霊場巡りで、千葉県の霊場に行きました。

 今日出かけたのは第三十一番札所の大悲山笠森寺(笠森観音)と、第三十二番札所の音羽山清水寺(清水観音)です。

 当初はまずJR茂原駅から小湊鉄道バスに乗って笠森寺に行き、それから清水寺に行く予定でしたが、茂原駅南口から9:40に出るはずのバスがいつまで待っても来ません。よくよく見るとこのバスは平日のみ・・・。Yahooの乗換案内で検索した時には表示されたし、家内が小湊鉄道バスのサイトで見た時にも期間限定で動いているはずだったのですが・・・。

 まぁそうは言っても仕方がないので、急遽予定を変更。茂原から長者町までJRで移動して清水寺に行くことにしました。笠森寺の参拝は今日は諦めるかどうするか迷うところです。


●第三十二番札所 音羽山清水寺 拝観料 無料

 JR長者町駅の改札を出て直ぐに左折、道なりにしばらく歩いて線路を渡り、長者町駅から約45分くらい歩くと清水寺の参道の入口になる大きな駐車場に着きます。途中で看板が出ているし、迷うような道ではありませんでした。


こんな感じの案内板があります



 ただ参道の入口から清水寺の仁王門に向かう坂道は、年配者にはキツくて途中で休み休みして歩きました。

クルマなら直ぐだけど歩くとキツイ坂道

 坂道を登りきった先に乗用車用の駐車場が有って、その先が中々風情のある仁王門になります。


仁王門

 ここの仁王様はどことなくユーモラスです。

 仁王門をくぐると階段の上に四天門、更にその先に本堂があります。それ程大きなお寺さんではありませんが、坂東の観音霊場巡りのお寺というイメージに近い雰囲気のお寺です。




四天門


本堂


  御朱印を頂き、さて今日は帰るかどうするか・・・。でもまた出直して違う日に笠森寺に行くとなると、茂原駅か小湊鉄道の上総牛久駅まで来なくちゃいけない。それはそれで大変だし、もし茂原発のバスに間に合うようなら笠森寺にも行っておきたい。

 というわけで、急いで長者町の駅に向かいます。何しろ電車の本数が少ないので、乗り遅れると次は一時間後。駅前には何もないし、あそこで電車が来るのを待っているのもつらそうです。

 せっせと歩いて何とかギリギリ長者町駅にたどり着きました。




●第三十一番札所 大悲山笠森寺 拝観料 200円


 茂原駅南口から上総牛久駅行きのバスに乗って笠森バス停で下車、徒歩5分くらいで笠森寺の参道入口に着きます。


案内が大きく出ているので分かりやすい

 笠森寺は四方懸造りの観音堂が国宝に指定され、また岩の上に建てられていることもあって観光名所になっていて、 清水寺が静かな雰囲気の古刹だったのに比べると参拝者が大勢いました。但し皆さん自家用車か観光バスで来るみたいで、路線バスはそれ程混んでは居ませんでした。



 ここも参道の階段が案外とキツかった。厳しいな、まだかなと思った頃に山門に着くのがいい感じですね。


この参道が年配者には少しキツイ

  観音堂はさすがに国宝、なかなかの景色です。昇り降りも疲れたけど問題ありませんでした。ここにお参りするのに拝観料が200円かかりました。大勢の方がお参りしています。



日本で唯一の四方懸造りの観音堂

観音堂の上から見た山門

 

 午歳御開帳ということで、ご本尊の十一面観音さまを真近で拝顔できて良かったです。笠森寺には縁がないような気がしていましたが、無事に参拝出来て良かった。


 さぁこれで、いよいよあと一つ。第三十三番札所の補陀洛山那古寺を残すのみとなりました。




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