坂東三十三ヶ所観音霊場巡り その18(結願)

 坂東三十三ヶ所観音霊場巡りはいよいよ結願の日を迎え、今日は千葉・館山にある第三十三番札所の補陀洛山那古寺(那古観音)に出かけました。

 私の家からは遠いものの、それ程行きづらい場所にあるわけではありません。JRを乗り継いで千葉駅から館山行の内房線普通列車で那古船形駅下車、徒歩約15分くらいで那古観音に着きます。


●第三十三番札所 補陀洛山那古寺 拝観料 無料

 JR那古船形駅はよくあるローカルな雰囲気の駅で、駅前が狭いロータリー風で案外とクルマが通ります。

那古船形駅


 改札を出て目の前の案内板に従って駅前を左に行き、少し歩いて最初の信号を左折してあとは道なりです。約15分程歩けば那古寺の参道入り口になり、迷うような道ではありませんでした。

 参道を少し行くと仁王門が見えてきます。 なかなか風格のある仁王様が出迎えてくれます。


風格のある仁王門


 鐘撞堂は工事中らしくて鐘は撞けませんでしたが、まず本堂に向かって三十三ヶ所観音巡り最後のお参りを済ませます。


本堂

 本堂には靴を脱いで中に入れます。少し遠いですけどご本尊の千手観世音菩薩を拝顔出来ます。観音経を唱えると何となく達成感がありました。


本堂正面

 境内も広いわけではなく、それ程大寺院という印象は受けませんが、那古寺はコンパクトで落ち着いた感じのするお寺さんで、多宝塔などもあって歴史を感じます。


多宝塔


 結願の御朱印を頂きました。




 ここで坂東三十三ヶ所観音霊場の巡拝を終えたということで、卒業証書のような証明書を頂くことが出来ます。私たちの場合は2008年から足掛け6年かけて結願ですので頂くことにしました。額にかけておこう。




 せっかく滅多に来ない那古まで来たので、「崖観音」と呼ばれている大福寺にも寄りました。観音堂が崖のところに作られていて、なかなかの絶景です。


工事中らしい足場は残念だけど立派な崖観音の観音堂

 あそこまで登るのは大変かなと心配しましたが、そうでもありませんでした。観音堂から見た那古の町並みと東京湾が良かったですね。


観音堂から見た町並み


 帰りは漁港の方まで歩き、ふれあい市場という海産物を即売しているところで伊勢海老丼を食べました。伊勢海老も美味しかったけど、イカが肉厚で柔らかくて美味しかった。


伊勢海老丼


 帰りは館山までJRに乗り、館山から東京駅行のJRバスに乗って帰りました。なかなか面白い旅でした。

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