ルーヴル美術館展 - 風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄

 国立新美術館に「ルーヴル美術館展 」を観に行きました。「日常を描く―風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄」という副題がついていますが、ルーヴル美術館所蔵の16世紀から19世紀半ばまでのヨーロッパ風俗画を中心にした展覧会で、最近こういうテーマが分かりやすい展覧会が増えているような気がします。

 知っているようで案外と知らないヨーロッパ庶民の生活。そういう日常生活を題材として描いた絵画は、美術品としての評価もさりながら、観ていてとても興味深いものがあります。絵の横に展示されている解説文などを読んで、ああ成る程そういうことなのねと思うこともしばしばありました。

 一応今回の目玉作品はフェルメールの「天文学者」なのでしょうけど、私自身はコローの少女を描いた作品が印象的でした。

 こういう展覧会に行くと、ヨーロッパ文化の厚みを感じます。面白かったです。





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