宝塚花組公演「カリスタの海に抱かれて」

 宝塚花組公演「カリスタの海に抱かれて / 宝塚幻想曲」を東京宝塚劇場に観に行きました。大石静氏が書き下ろした宝塚オリジナルのミュージカルだそうです。

 「カリスタの海に抱かれて」はフランス統治下にある地中海のカリスタ島が舞台。フランス統治に抵抗する独立運動は弾圧されたが、今でも島民たちは独立を勝ち取ろうと思っている。そうした中でフランス軍指揮官シャルルが新任としてカリスタ島にやって来る。実はシャルルはカリスタ島の生まれで、レジスタンスの指導者ロベルトとは親友として少年時代を過ごしていた。

 時はまさにフランス革命前夜。革命に乗じてカリスタ島を独立させようと考えるシャルルはロベルトたちの元に向かうが・・・。なんて感じのお話です。

 フランス革命が好きな宝塚らしい物語ですが、最近はムリに悲劇に仕立てないのですね。以前だったら絶対におしまいの方で主要人物が死んで・・・という話になったと思います。てっきりこの作品もそういう方向に進むかと思っていましたが予想外でした。私はこういう物語の方が好きです。

 でも何となくですがカリスタの人たちの衣装が地中海というよりもカリブの海賊みたいでしたね。


 ショーの「宝塚幻想曲(タカラヅカ ファンタジア)」はファンタジアというテーマが今ひとつわからない感じ。

 ファンタジアというよりも和風テイストを感じさせるショーで、なかなか落ち着いていながらきらびやかな雰囲気で個人的には嫌いじゃありません。

 フィナーレがいかにも宝塚という演出でした。



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