宝塚月組公演「1789 -バスティーユの恋人たち-」

 宝塚月組公演「1789 -バスティーユの恋人たち-」を東京宝塚劇場に観に行きました。フランスで上演された舞台を宝塚風に演出・脚色したミュージカルです。サブタイトルで分かる通り、フランス革命が舞台となっています。しかし宝塚はフランス革命が本当に好きですね。

 フランスを襲った飢饉、財政破綻した政府、困窮する国民、にも関わらず贅沢な生活を暮らす王族・貴族。高額な税の負担に耐え切れずに抗議した父親を殺害された農民の青年ロナンは、王族に対する復讐を誓い、故郷を捨てパリに出て革命家たちと知り合いになり運動に加担していく。

 一方、フランス王太子の養育係オランプは愛人との密会のためお忍びで外出した王妃マリー・アントワネットとともに出かけ、そこでロナンと運命の出会いを果たす。

 フランス革命前夜の出来事をロナンとオランプの恋を中心に描いたミュージカルというところでしょうか。ただ正直ピンと来ないというか、この出会いがなぜ恋につながるのか分からないし、そもそも全体的に無理筋の話という印象を受けました。

 ただし物語には違和感があるものの、舞台全体は良く構成されていたように思います。ダンスシーンも迫力があって悪くなかったかな。

 フィナーレもなかなか華やかな雰囲気が良かった感じです。



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