宝塚星組公演「ガイズ&ドールズ」

 東京宝塚劇場に宝塚星組公演「ガイズ&ドールズ」を観に行きました。

 ブロードウェイのミュージカルを宝塚風にアレンジした作品で、大分前に観た記憶がありますが、誰が主役を演じたかどんな物語だったか、歳を取ると見事に忘れてしまいますね。家内に言わせれば、私は大地真央と剣幸と黒木瞳の舞台は観ていないはずなので、私が観たのは紫吹淳と大和悠河と映美くららの舞台だとのことですが・・・。

 友人のネイサン(紅ゆずる)と、堅物で有名な救世軍の娘サラ(妃海風)を一晩でハバナに連れ出せるか賭けをした賭博師のスカイ(北翔海莉)は、伝道所に人を集める事を条件にしてサラを連れ出すことに成功する。しかし只の賭け事のはずが、一緒に過ごすうちにサラと惹かれ合ってしまったスカイは・・・というような内容のユーモラスなミュージカルです。

 もともとがブロードウェイ・ミュージカルですので、あり得ない話ながらもそれなりにまとまった物語が展開されていきます。全体的な設定も宝塚に向いた内容だと思いますが、トップスターに華がないというか、喜劇なのに弾けた感じがなくてノリが悪い印象を受けました。肝心のトップスターが上手なんだけど主役の上手さではない感じを受けました。歌も芝居も踊りもそつなくこなしていたと思いますが、なんででしょうね?

 ラストが少々唐突という気がしましたが、楽しめる作品だと思います。




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