宝塚月組「舞音-MANON- 」を観ました

 東京宝塚劇場に宝塚月組公演「舞音-MANON- / GOLDEN JAZZ」を観に行きました。

 「舞音-MANON- 」はアベ・プレヴォーの小説「マノン・レスコー」を宝塚ミュージカルにアレンジした作品で、以前日本青年館に瀬奈じゅんと彩乃かなみの舞台を観に行った記憶があります。

 今回の作品は趣きをかなり変更して、舞台をフランス植民地時代のベトナムに設定し、フランスから派遣されてきた貴族の士官とベトナム人とフランス人のハーフの女性との純粋だけど破滅的な恋を描いています。

 しかし正直言って今ひとつでしたね。

 以前青年館で観たマノンも宝塚向きではないように思いましたが、今回の作品はベトナムの独立運動を絡めさせているために更に主題が分かりづらく、本来は感動的にまとめたのであろうラストシーンもピンと来ない感じでした。

 まぁ好みの問題でもありますけど、個人的にはあまり面白くなかった。





 一方「GOLDEN JAZZ」は楽しいショーでした。

 ものすごく艶やかというわけではないのですが、明るくリズミカルな場面が多くて、笑顔でダンスする場面が多くて、全体的に統一が取れたショーだったと思います。

 シックなダンスも良いけど、こういう明るいダンスが最初から最後まで続くのも宝塚らしくて良いですね。タンバリンの音が響いて観客も楽しめる舞台だったと思います。面白かった。




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