宝塚雪組公演「るろうに剣心」

 東京宝塚劇場に家内と二人で宝塚雪組公演「るろうに剣心」を観に行きました。

 随分と前に少年ジャンプに連載されていた和月伸宏氏の時代マンガをミュージカル化した作品です。原作は佐藤健主演で実写映画化されてヒットしましたので、マンガの方に馴染みがなくても題名くらいは聞いたことがある人が多いと思います。

 最近、少年マンガを原作にした宝塚ミュージカルが増えてきていると思いますが、この作品などは宝塚向きなのかな?と思いましたが、妙に人気があるようで、チケットが全く取れないと家内が嘆いていました。

 物語は幕末に「人斬り抜刀斎」として恐れられた伝説の暗殺者・緋村剣心が、明治維新の後「不殺(ころさず)の誓い」を立てて、寂れた剣術道場・神谷活心流の少女師範代・神谷薫の元に転がり込み、明治の世にアヘンを広めようとする悪人たちと戦うと言った話です。

 昔原作マンガを読んだ記憶はありますが、それ程感心したわけでもないのでハッキリとおぼえていません。ただ筋書き自体は他愛のないもので、概ね原作通りのような印象でしたし、トップスターの早霧せいなの剣心にも違和感は感じなかったですね。

 作品はつまらないわけではなく、よく出来ているといえばよく出来ているのですが、宝塚を代表するような新しい作品が生まれたという事でもない。というのが、チケットを取るのに苦労した家内の感想で、まぁそうだなと私も思いました。

 やっぱり宝塚歌劇は、もう少し絢爛豪華というか華やかな舞台のほうがあっていると思います。




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