オルセー美術館・オランジュリー美術館所蔵 ルノワール展

 六本木の国立新美術館に「ルノワール展」を観に行きました。

 日本で人気が高い印象派の絵画、中でもルノワールはモネと並んで最も人気が高い画家と言えると思います。

 今回の展覧会の目玉は「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」が日本ではじめて展示されるという事ですね。美術書や教科書で見たことのある人がほとんどだと思いますけど、私もこの作品が実物で見れたのはやっぱりウレシイ。

 私自身、この展覧会が巷であまり評判になっていないなと感じていましたが、会場は意外と混んでいなかった印象です。

 絵画の展覧会もムラがあって、何でこの展覧会がこんなに混んでいて、あの展覧会が空いているのか?と思うことがよく有りますけど、ルノワール展はもう少し混雑しているだろうと予想していたので少々意外でした。

 まぁ、会期は4/27から8/22までなので、これから混んでくるかもしれませんが・・・。

 個人的にはルノワールの作品は、以前はそれ程好きではなかったのですが、こうして観てみると確かに何となく明るい雰囲気がする作品が多くて、観ていて心地良いですね。

 人物画が多くて、女性はどことなくぽっちゃりしていて、若い頃はそこが好きじゃなかったのかもしれないけど、今は安心するというか、人生が楽しいものとして描かれているように思えて、ルノワールはやっぱり大したものだと改めて感じました。

 「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」や「ピアノを弾く少女たち」も良いけれども、ルノワールが後見人を務めたというジュリー・マネをモデルにした「ジュリー・マネあるいは猫を抱く子ども」が、そのエピソードも含めてとても良かった。

 若冲展と違って異常に混雑していないし、今だったらオススメの展覧会ですね。





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