宝塚星組公演「こうもり / THE ENTERTAINER!」

 東京宝塚劇場に家内と二人で宝塚星組公演「こうもり / THE ENTERTAINER!」を観に行きました。

 「こうもり」はヨハン・シュトラウス二世のオペレッタ「こうもり」を宝塚風にアレンジしたミュージカルで、ところどころ分かりづらいというかピンと来ない場面もありますけど、「…こうもり博士の愉快な復讐劇…」という副題の通り、明るい喜劇ですので素直に観て愉しめば良い作品です。

 復讐劇と言っても、酔っ払った親友アイゼンシュタイン侯爵に縛られてウィーンの街で恥をかかされたファルケ博士が、アイゼンシュタインも同じような目にあわせようと企むという他愛のない話です。宝塚らしいヒーロー・ヒロインが絡むロマンチックな要素は殆どありませんが、これはこれで良いのでは・・・。

 「THE ENTERTAINER!」は面白いショーでした。

 大人数で踊る場面が比較的多くて、特に「ショウほど素敵な商売はない」は、宝塚の雰囲気が良く出ていたし、なによりトップスター北翔海莉が歌も上手だし、ダンスのなかなかで、こういう作品ではトップスターが達者だと安心感がありますね。

 ショーの終わりごろに演る事が多いラインダンスが早めに設定されていたので珍しいなと思っていましたが、こういう形のラインダンスがあれば当然の演出でしたね。

 今回の公演はミュージカルよりもショーの方が、私は面白く感じました。




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