宝塚宙組公演「エリザベート -愛と死の輪舞-」

 東京宝塚劇場に宝塚宙組公演「エリザベート -愛と死の輪舞-」を観に行きました。

 オーストリア皇帝のハプスブルク家に嫁いだ女性エリザベートと、彼女が少女の頃に彼女に恋した黄泉の帝王トート(死)との愛(?)を描いたミュージカルで、ベルバラと並んで宝塚で最も人気のある演目になります。

 1996年の雪組の初演、轟悠がルッキーニを演じて絶賛されたという舞台はおそらく観ていないと思いますが、それ以降はもう何度も観ているので、舞台の大まかな流れは分かっているし曲も知っていますが、それでも微妙な演出は違っているようで、何度見ても飽きない。

 今回のトート役の朝夏まなとは、私と波長が合うのか、歌っている歌詞の内容がよく聞き取れて良かったですね。朝夏まなとは平均以上に歌唱力があるトップスターではないと思いますが、この舞台では歌詞が良く聞き取れたので、何となく心地よい感じがします。

 「エリザベート」は歌う場面が多いし、良い曲が多いので、トップスターの声が分かりやすいのはありがたい。今まで観たトートの中では一番歌詞が聞き取れました。

 ただ家内も話していましたが、出演者が全体的にキーが高いというか、そんな印象を受けました。

 家内に言わせると、年齢を重ねたエリザベートが歌う場面では、今までの舞台ではもう少し低い声だったような気がするとの事。私は彼女ほど観劇している回数は多くないので、そこまでは分からないけど、確かに時折甲高いような気はしました。

 ただ今回のエリザベートも悪くはないというか、個人的にはなかなか良かったと思います。




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