映画「インフェルノ」を観ました

宗教象徴学者ロバート・ラングドン教授が活躍する「ダ・ヴィンチ・コード」シリーズの三作目になる映画「インフェルノ」を観ました。

頭に銃撃を受けて記憶を一部失ったラングドン教授(トム・ハンクス)は、イタリア・フィレンツェの病院で目覚めたところを、警官を名乗る謎の女性に襲われるが、担当医のシエナ・ブルックス(フェリシティ・ジョーンズ)の手を借りて、からくも逃げ出す。

記憶喪失で何が何だか分からないラングドンは、自分の所持品の中にダンテの神曲を元にしたボッティチェッリの「地獄の見取り図」に隠された暗号を発見し、それが人類の人口増加による破滅を危惧する生化学者バートランド・ゾブリスト(ベン・フォスター)が企むウイルス拡散計画に関係していると考え、シエナとともに謎の解明に乗り出す。







いきなり全力で疾走するアクション・サスペンスで、フィレンツェやヴェネツィアなどの歴史的な建造物が見事ですが、少々落ち着きがないような印象を受けました。

人類の半数を滅ぼすウイルスをどこかに仕掛けたゾブリストと、それを阻止しようとするラングドンやWHOという構図ですけど、ゾブリスト側はバタバタせずに黙って見守っているだけで良かったような気がします。それとあまり歴史上の謎に関係していないような気がする。

舞台となる景色はキレイだし、テンポも良くて面白いことは面白いけど、歴史サスペンスとは思えないし、謎解きも特にないし、サスペンス物としても良い出来とは思えず、前作の「天使と悪魔」の方が面白かったですね。






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