ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」

 赤坂ACTシアターに東宝のミュージカル「ロミオ&ジュリエット」を観に行きました。

 シェイクスピアの原作を元にした、ジェラール・プレスギュルヴィック作、小池修一郎潤色・演出のミュージカルというのは、以前宝塚歌劇で公演された作品とほぼ同じという事でしょうけど、作品の舞台を現代に移しているようです。

 主役のロミオとジュリエットはダブルキャストですが、今回はロミオが大野拓朗、ジュリエットは乃木坂46の生田絵梨花が演じていました。

 通常はこういうミュージカルの客は女性が大半なのですが、乃木坂46の生田絵梨花がジュリエットと言うことが関係しているのか、今日の客層は比較的若い男性が普段よりも多かったような印象です。


 宝塚との比較では、やっぱり男性が出演している舞台ということで力強さがあります。ダンスとかにも切れがあり迫力があります。

 出演者は誰もが歌も踊りも上手でレベルが高い。宝塚の場合はどうしてもムラがあります。

 但し、宝塚のほうが舞台が広くて、生オケの良さがあって、どことなく華やかです。私は今日の作品の方が良いように思いましたが、家内はやはり宝塚のほうが良いという意見です。この辺りは好みの問題ですかね・・・。

 しかしこのミュージカルは何だかあまりロマンチックじゃありませんね。

 ロミオとジュリエットの悲恋よりも、キャピュレット家とモンタギュー家の争いの方が主題になっていて、ロミオとジュリエットがどんな風に恋に落ちて、どんな風に苦悩するのかという物語にはなっていないように感じました。

 また舞台が現代(もしくは仮定の時代)で携帯電話を持っている設定になっていますが、素直に原作と同じ中世イタリアにした方が良かったように思います。





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