「ティツィアーノとヴェネツィア派」展

上野・東京都美術館で開催中の「ティツィアーノとヴェネツィア派」展を観に行きました。

イタリアの水の都ヴェネツィアで発展したヴェネツィア派の絵画。ルネサンスの絵画というとレオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロなどのフィレンツェ派の画家を連想しますが、ヴェネツィアでもフィレンツェとはまた違った、豊かな色彩を特徴とする様式の美術が発展したそうです。

この展覧会は、そのヴェネツィア派を代表する画家ティツィアーノ・ヴェチェッリオを中心としたヴェネツィア派の絵画・版画を紹介した展覧会です。

TVや新聞でティツィアーノについて解説されて、彼の代表作である「フローラ」「ダナエ」「教皇パウルス3世の肖像」が展示されているということが宣伝されていましたので、漠然とティツィアーノ展という印象で出かけましたが、ティツィアーノの作品は思ったよりも少なかったように感じました。

平日ということもあって、それほど混雑していなくてゆったりと鑑賞できましたが、展示されている作品の数の違いもあって、先日観た「春日大社展」ほどには疲れなかったです。

15~16世紀の絵画なのに、随分と綺麗な作品が多かったですね。最近は補修する技術が進んでいるのか、それとも元々保存状態が良いのか。

絵画は絵画を観た印象だけで評価すべきなんでしょうけど、やっぱり描かれた背景や鑑賞のポイントを事前に知った方が、理解が進むような気がします。






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