宝塚月組公演「グランドホテル」

 東京宝塚劇場に宝塚月組公演「グランドホテル/カルーセル輪舞曲(ロンド)」を観に行きました。

 「グランドホテル」は随分と昔、涼風真世の退団公演で観に行った記憶がありますが、何となくポ~っとした印象で、宝塚向けでないような、有り体に言えば面白くなかったようなイメージですが、今回の舞台はもっと分かりやすくて、そんなに悪くなかったような気がします。

 グランドホテル形式という風に呼ばれている群像劇で、戦前に舞台化され映画化もされて、アカデミー作品賞を受賞しています。1989年にブロードウェイでミュージカル化された作品を宝塚で公演しました。涼風真世の舞台では会計士オットーが主人公でしたが、今回は月組の新トップスター珠城りょうが借金で首が回らなくなったガイゲルン男爵を演じています。

 期待値が低かったということもあったのでしょうけど、案外とまとまって宝塚らしいミュージカルだったように思います。


 ショーの「カルーセル輪舞曲(ロンド)」は、日本初のレヴュー「モン・パリ」誕生から90周年を記念したというショーで、白やすみれ色を基調とした舞台衣装が多かった事もあって、清く正しく美しくと言った印象を受けるショーだったように思います。

 始めからフィーナーレまで宝塚の正統的なショーという印象でした。





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