ミュージカル「王家の紋章」

 家内と帝国劇場に東宝のミュージカル「王家の紋章」を観に行きました。

 考古学を研究しているアメリカ人の少女が、ピラミッドの発掘現場で王家の棺に触れたことから、古代エジプトの呪いを受けて、その時代のエジプトにタイムスリップしてしまう、というような内容のミュージカルです。





 原作は少女漫画のようですが、何となくスッキリとしないお話という感じを受けました。古代エジプトに一人転移させられた少女が、現代の感覚で王に意見したり、現代の知識で奇跡を起こしたりする展開はまずまずですけど、お終いの方が何やら中途半端な気がします。

 演出家の荻田浩一さんは宝塚歌劇の演出家だった方ですから、どことなく宝塚っぽい雰囲気も感じました。

 古代エジプトにタイムスリップする少女キャロルはダブル・キャストのようですけど、私が観た舞台では元AKB48の宮澤佐江が演じていました。そのキャロルが古代エジプトで出会い恋に落ちるファラオ・メンフィス役は浦井健治、キャロルに呪いをかけるメンフィスの姉アイシスは濱田めぐみ、エジプトの賢人イムホテップは山口祐一郎が演じています。

 主役二人が特に下手というわけではないのですが、山口祐一郎をはじめとした脇役が上手に歌うので、主役が少し物足りない印象を受けましたが、家内は特にそんな風には感じなかったそうです。

 全体的には楽しめるミュージカルだと思います。





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