宝塚宙組公演「王妃の館 -Château de la Reine-」

東京宝塚劇場に宝塚宙組公演「王妃の館 -Château de la Reine- / VIVA! FESTA!」を観に行きました。

「王妃の館」は浅田次郎の原作小説をミュージカル化したコミカルな舞台で、何となく少女マンガを元にした作品みたいだなと感じました。

太陽王と呼ばれたルイ14世が残した館を利用したフランスの高級ホテル「シャトー・ドゥ・ラ・レーヌ(王妃の館)」に、日本のツアー会社が客を送り込む。実は「シャトー・ドゥ・ラ・レーヌ」は経営難に苦しみ、ツアー会社も倒産目前の状態で、何とこの会社は裕福な客を集めた高額なツアーと格安ツアーの両方で客を集め、ホテルの部屋をダブル・ブッキングしていた。

高額ツアーの客の一人でスランプ気味の恋愛小説家・北白川右京(朝夏まなと)は、このホテルで新作を執筆しようとするが、なかなか良いアイディアが浮かばない。

そんなところに、館を建てたルイ14世の亡霊(真風涼帆)が現れ、かつての自分の秘められた恋の物語を語るのだが・・・。


変人や曰く有りげな人物揃いのツアー客が巻き起こすドタバタ喜劇と人情ドラマが展開されていきますが、本当に浅田次郎原作??と思うような出来栄えで、原作小説を読んでみたくなりました。

どこもかしこもハッピーなエンディングなのも平和で良いけど、内容的には薄い感じですね。


「VIVA! FESTA!」は世界各地の祭りをテーマにしたというショーで、華やかというよりは賑やかで楽しいショーでした。

YOSAKOIソーラン祭りの和太鼓のリズムが印象深くて、特にそういう印象を持ったのかも知れませんね。

テーマが一貫していて良かったと思います。





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