宝塚星組「スカーレット・ピンパーネル」

東京宝塚劇場に宝塚星組公演「スカーレット・ピンパーネル」を観に行きました。

昨年の11月に石丸幹二と安蘭けいが主演した舞台を観ましたが、宝塚では久しぶりです。

パーシーとマルグリットを演じる星組のトップ・コンビは紅ゆずると綺咲愛里ですが、二人とも歌があまり上手ではないようです。ミュージカルで歌が上手でないのは少々厳しいかな・・・。

これが宝塚オリジナルであれば、何とでもなるのかもしれませんが、元がブロードウェイのミュージカルですので、ある意味ごまかしが効かない。

しかも、トップ・コンビだけでなく、出演者が皆さんあまり上手でない・・・。そのせいか、観ている内に紅ゆずるの歌がそんなに悪くないかも・・・と思えてきます。

唯一、敵役であるショーヴランを演じた二番手スターの礼真琴だけは良かったですけどね。

ただビジュアルは悪くなかったと思います。

特に綺咲愛里のマルグリットはキレイだったし、少し高飛車な感じの役が似合っていました。

「スカーレット・ピンパーネル」は愛し合う夫婦のすれ違いを描いているし、フランス革命で処刑される貴族を救う組織の冒険の話でもあって、波乱万丈・絢爛豪華で宝塚向けの作品です。

尚且つオルツィの原作小説をコメディ風に脚色していますので、あまりハズレがないし人気もあると思いますけど、でも出来ればもう少しミュージカルとしての完成度が高いと良いかなとは思います。





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