宝塚宙組公演「神々の土地~ロマノフたちの黄昏~」

東京宝塚劇場に宝塚歌劇宙組公演「神々の土地~ロマノフたちの黄昏~ / クラシカル ビジュー」を観に行きました。

トップスター朝夏まなとの退団公演です。


「神々の土地」は革命前夜のロシアを舞台にして、怪僧ラスプーチンの助言を受け入れて帝国を危険に陥れている皇帝ニコライ二世と皇后アレクサンドラと、ニコライ二世の従兄弟にあたる軍人ドミトリー、それに加えてドミトリーが密かに愛を捧げるセルゲイ大公妃イリナの運命を、帝都ペトログラードで企まれている陰謀を交えて描かれた歴史ロマン。

同じような革命と言っても、フランス革命は宝塚が好きな題材で、歴史的経緯も何となく知っているように感じますけど、ロシア革命は大分様子が違う印象です。

そういう点で宝塚にしては珍しいテーマという感じです。

テーマは重く描き方も難しかっただろうと思いますが、意外にも物語に破綻は感じられず、それ程悪くなかったと思います。

ただ、ラストが必要以上に長くかんじたのと、落ち着いた舞台という言い方も出来ますけど全体的に暗い印象で、そこが少し気になりました。

家内は一度観れば良いかな、という感想、私はそれ程悪くなかったという感想です。





ショーの「クラシカル ビジュー」は宝石をテーマにしたレヴューで、鮮やかな舞台が多かったように思いましたが、全体的には今ひとつ印象が希薄です。






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