宝塚花組「はいからさんが通る」

日本青年館に宝塚歌劇花組公演「はいからさんが通る」を観に行きました。

原作は今から40年ほど昔に発表された大和和紀の少女マンガで、TVアニメや映画化もされていますのでご存じの方も多いと思います。

私も原作マンガを読んだことがおそらくあったと思いますけど、内容は綺麗さっぱり忘れていました。

大正浪漫華やかなりし頃の東京を舞台にして、自転車に乗って飛び回るお転婆な女学生の「はいからさん」花村紅緒と、彼女の婚約者の陸軍少尉・伊集院忍とのロマンスを、前半はドタバタ活劇風に、後半はシリアスな恋愛物に描いたミュージカルです。

女性が主人公の物語を宝塚ミュージカルにするのは、男役がメインの宝塚の世界ではそれなりの脚色があったりしますけど、この作品は割とまとまっていたのではないかと思います。ただ、どうしてもダブル主人公のような感じになるのは否めませんけど。

花村紅緒役の華優希は表情も豊かで、コメディをコメディらしく演じていて良かったです。早口でバタバタしていて、かなり無茶苦茶な「はいからさん」ぽかったと思います。

伊集院忍を演じた柚香光は、どことなくトップスター(まだなっていませんが・・・)のオーラを感じさせる様で、落ち着いたどっしりとした存在感がありました。

日本青年館が新しい場所に移転してから初めての宝塚観劇ですが、雨の中で往来もホール内も随分と混雑していました。


コメント